子供に良い影響を与え、子供を良い人生に導くには、まず親の人生が充実している必要があります。
セルフ・コーチングをしてみよう
子育てをしている親はそれだけで充実した人生をおくっているといえます。しかし、親の努力や功績は評価されないことが多く、そのため親は「誰からも認めてもらえない」と意気消沈してしまうこともあります。
まず、毎日親である自分を承認するセルフ・コーチングをしてみましょう。
チャイルドコーチングで学んだことは全て自分を自分でコーチングする「セルフ・コーチング」に適用できます。
まず、自分の感情を否定せず、心の中で受け止めます。そして、努力していること、良い点をすべて承認しましょう。
悩みが心配があれば、心の中でブレインストーミングを利用して、解決策の棚卸しをしてみましょう。
こうしたコーチングのスキルを自分に試すことで、多くのことを処理できるようになり、そしてもちろんそのスキルは子育てに反映されていきます。
私が本当にしたいことは何か?
親の人生が本当に充実するためには、子育て以外に何か目標を持つ必要があります。
それは、子供に目標を持つことや何かを達成することの見本にもなります。
まず、あなたにたくさんのお金と時間があり、責任もないとしたら何をしたいですか?
「時間がないから」「お金がないから」「家族という責任があるから」という制限がないとしたら何をしますか?
例えば、「世界旅行をしたい」という考えが浮かんできたとします。
それの答えをコーチングのスキルを利用して、もっと深く考えてみましょう。
世界旅行をして何をしますか?
世界旅行をした後は何をしますか?
「名所をめぐるだろうけれど、静かな土地も見てみたい。」「旅行から帰ったら、一番気に入った土地に将来移住したいと思うかもしれない」
こんな答えが浮かんできました。
「自分は世界旅行がしたいのではなく、どこか素敵な土地に移住してみたいという夢があるのかな?」と気付くかもしれません。
それでは、それを現在の目標にしてみるのはどうでしょうか?
旅行しなくとも色々と検索することはできます。外国をリサーチし、その国の言葉も学習する必要があります。
ひとつの目標や夢ができると、やるべきことはどんどん生まれてきます。
外国語を勉強する親の姿を見て、子供も何かを学習する楽しさを学びます。子供と夢を計画することもできます。
「本当に自分がしたいこと」を知るには時間がかかるかもしれませんし、答えは日々変わるかもしれません。
しかし、「自分は本当は何を望んでいるのか」と語りかけることは究極のコーチングです。親であるあなたにも「何がしたい?」と聞かれる権利があるのです。
折々、「何がしたい?」と自分に問いかけてあげてください。
